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Ferrari F355 GTS

　フェラーリ・F355・GTS の
　純正フロント･バンパーの割れ修理。
　このバンパーはFRP製でした。

　ウィンカーとグリルの間の支柱の部分と
　下側のスポイラー形状の部分に割れが
　ありました。

　バンパーは外してから修理しました。

　外れたバンパーの下側からの画像。
　黒いリップスポイラーのような形状の部分が
　砕けていました。

　この週は、2台のF355が同時に入庫していました。
　「フェラーリ・F355・GTS」と「F355･ベルリネッタ」の
　ツーショット画像が撮れました。

　割れを裏側から確認。
　画像のように、バンパー裏には
　本体と同じFRP素材で作られたレインフォースが
　接着されていました。

　左の画像は、ウインカー取り付け部から
　側面にかけてのヒビの詳細。
　
　下の左右の画像はフォグランプ取り付け部からの
　割れの詳細です。

　アンダーカバーの着く「奥」の部分の割れ。
　ここまで衝撃が伝わっていたようです。

　アンダーカバーの割れの詳細。
　取り付け穴が衝撃で砕けていました。
　
　この赤のF355GTSのアンダーカバーはFRP製でしたが
　黒のF355ベルリネッタのほうは、普通のプラスチック製
　でした。

　アンダーカバーの穴の割れはFRPで
　作成修理しました。

　バンパー本体の割れも修理。
　
　この画像のようにバンパーの裏側には大きな
　補強材（これもFRP製）が接着されているため、
　割れている箇所を裏側から補強することが
　やり辛い構造でした。

　レインフォースが接続されている奥の部分は、
　細いヘラを使ってFRPを貼り込みました。

　その他、割れが裏まで到達している箇所には
　できる範囲でFRPを貼り込んでおきました。
　（裏側のレインフォースが密着している部分は
　構造上、貼り込みができませんでしたが・・・）

　こちらは、以前に弊社で修理した箇所の
　裏からの補強の詳細。
　以前の修理ではバンパーを外さずに表からのみの
　修理だったので、今回外したついでに裏側からも
　FRPを貼り込んでおきました。

　裏が終わったので、次は表面を修理
　していきます。

　グリルで隠れる奥の黒い部分にもクラックが
　ありました。こちらも今回修理しました。

　表からも「割れ」にFRPを小さく貼り込んで
　補強しておきました。

　表面の成形が終わり、サフェーサーを
　ペイントしたところ。

　塗りあがったバンパーを取り付けして完成。
　割れていた箇所も綺麗に直りました。
　今回の塗装は、バンパーを丸ごと塗らずに
　半分までのペイントで仕上げています。
　
　グリルの奥の黒い部分は、全体を通して
　塗っています。

　この度は東京下町の板金屋・和光自動車鈑金を
　ご利用頂きありがとうございました。
　今後も腕のいい、上手な工場を目指して日々
　精進していきます。

有限会社和光自動車鈑金
〒116-0011 東京都荒川区西尾久５丁目２３－６
TEL 03-3800-7005 、 FAX 03-3800-4054

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